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キングコング King Kong (2005 ピーター・ジャクソン) / 20051222 10:14:18
king kong

昨日は、大泉学園まで映画サイクリングに行ってきました。昨晩の新宿の気温は7度。ここ最近の平均より暖かい。このくらいの気温だと、漕ぎ出しがそれほどきつくない。ゆるゆる走っていれば寒くないし。ちょうどいい感じ。でも、環七、環八を過ぎるたびに確実に気温は下がってゆく。

映画は文句なしに面白かった。俳優、監督、撮影、脚本、音楽、特撮など、一流のプロフェッショナルの力をひとつのベクトルに結集したような映画だった。ピーター・ジャクソンすげえ。

劇中、映画監督役のジャック・ブラックが、入場料だけ払えば、見たこと無いようなすごいものを見せてやる…と言っていたが、この映画も、そんな心意気を感じた。3時間以上あるし、リメイクなのに、あまりそれを感じさせない映画だった。ピーター・ジャクソンが、自分は、1933年版を9歳でみてから、映画監督を志したと言っていたが、ともすれば、『ロード・オブ・ザ・リング』は、この映画のための助走だったのでは…と思わせる、力のこもった映画だった。

彼が当時受けた衝撃はかなりのものだったはずで、おそらく、当時の彼が映画を見て受けた印象、例えば、原住民超おっかないとか、肉食恐竜超こええ、とか、ヒロインがキングコングに掴まれ大丈夫か…とか、キングコングも参らせるほど美しいヒロインとか、あやしい船長とか、悲しい結末とか、エンパイアでのアクションの迫力とか…、そんな、幼い彼が映画から受けた強烈な印象を、今の観客の心に、その印象を忠実に再現しようと演出しているのを感じた。そういう明確な方針のもとに、映画を作っていることが、映画を見ていてわかった。

オリジナル当時、幼かった彼と、リメイク版をみた現代の観客がおなじような印象を受ける演出とはどのように実現されるのだろうか。今の観客は、CGなどの特撮に目が慣れているので、ふつうに作っていたら、同じような印象を受けさせるのは、とても難しかったに違いない。この映画では、それを埋め合わせるために、時として、過度な映像を、鼻につかないよう、うまく織り交ぜているように感じた。

これぞ、映画監督の絶妙な匙加減といえるのではないだろうか。これこそ演出。それは、彼に『ロード・オブ・ザ・リング』の経験がなければ、成し得なかったのではないかと思う。

映像表現の進歩がものを言うこの素材のリメイクは、まさに、完璧なタイミングだった。

ちょっと脱線しますが、映画の中でも、リメイクが可能な映画と、いろいろな理由で絶対無理!っていう映画がありますね。数年前テレビで『東京物語』をリメイクを放送していたけど、これは、とても勇気のいるリメイクだと思った。他にリメイクが難しそうな映画だと、『ローマの休日』とか、『風と共に去りぬ』とか、いわゆる、名作として記憶に残る映画は駄目そうですね。かと言って、あまりにB級、例えば、スティーブン・セガールとカート・ラッセルの『エグゼクティブ・デシジョン』なんかも、リメイクされても、いまいち釈然としませんね。脱線ですが。


『キング・コング』について、一点だけ、気になったことがあったのですが、以降、ネタバレあります。
 


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